「骨粗鬆症のお薬で、あごの骨が壊れることがあるって本当?」「太ももの骨が折れることがあるの?」——インターネットでこうした情報を目にして、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
顎骨壊死(がっこつえし)と非定型大腿骨骨折(ひていけいだいたいこつこっせつ)は、骨吸収抑制薬(ビスフォスフォネートやデノスマブなど、骨が壊されるのを防ぐお薬)のまれな副作用として報告されています。この記事では、それぞれがどんなものか、どのくらいの頻度で起きるのか、そして予防のためにできることを正しくお伝えします。
大切なことを最初にお伝えします——これらの副作用はたしかに存在しますが、発生頻度はとてもまれです。そして、骨粗鬆症を治療しないことによる骨折のリスクのほうが、これらのまれな副作用のリスクよりもはるかに大きいと考えられています。お薬を怖がって自己判断でやめてしまうことは、かえって危険です。